スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
・今年2月のオープンからわずか9カ月で会員200万人を突破。
・1カ月に25万人ずつ会員を増やしている。
・月間ページビューは10月の実績値で33億3000万と、mixiモバイルの同17億9000PVの約2倍。
・収入源はバナー広告とアフィリエイト広告だけだが、売上高は3カ月で4億円に達し、DeNAが「ポータル戦略の中核に位置付ける」と期待を込める事業だ。
・日記や掲示板の作成、メッセージ送受信などPC向けSNSと同様な機能に加え、アバター作成機能、無料デコメールサービス、Q&Aサービスも装備。30種類以上の本格的なゲームが無料でプレイし放題なのも大きな特徴だ。
無料ゲームに魅力を感じて入会し、オンラインゲームの対戦やゲーム内チャットで友達を作り、アバター付きの日記や掲示板でコミュニケーションを深め、毎日利用してもらう――こんな流れでユーザーを定着させ、急成長をとげた。
ユーザー層は高校生が約40%で、年代別で見ると10代が約7割、20代が残り3割と、20〜30代中心のmixiよりも若い。男女比は6対4と男性の方が多い。コミュニティーも活性化しており、1日あたりの日記投稿数は15万回、掲示板投稿数は80万回、メッセージ送受信回数は250万回にのぼる(それぞれ9月の実績)。
・登録無料のモバゲータウンは、広告モデルで運営している。ゲーム内通貨「モバG」(モバゴールド)がビジネスモデルのカギ。
・ユーザーのマイページには、プロフィールやメッセージ送受信、日記、アクセス履歴(あしあと)、友人リスト、サークル(コミュニティ)と、mixiなどPC向けSNSとほぼ同じ機能がある。PC向けと大きく異なるのは、オフ会や直メ(携帯のメールアドレス交換)、彼氏・彼女募集の書き込みなど、リアルとつながりのある活動を原則禁止している点だ。
「サイトは徹底的に“仮想”に寄せており、リアルを忘れて楽しんでいるユーザーが多い。オフ会は必要ないだろう」と、同社モバイル事業部エンターテインメントグループリーダーの畑村匡章さんは言う。
・同社はサイトが“出会い系”として利用されるなどといった問題を防ぐため、さまざまな対策をとっている。メッセージ送信時や書き込み時に「ルール違反しないように」と分かりやすく表示して警告するほか、同社スタッフがサイトを24時間監視。悪質なユーザーは1週間書き込み不可能にするペナルティを課したり、ひどい場合はペナルティなしで強制退会させたりしている。
・新機能も次々に投入している。日本地図上の好きな場所に「家」を建てられ、部屋を飾れる「タウン」は9月にβ版をスタートしたが、すでに80万人以上が“入居”。今後はローカル広告媒体として、新たな収益源に育てていく計画だ。
すでに10代のユーザーは飽和に近い段階まで取り込んだと見ており、今後は大作RPGなど20代以上が好むゲームを集中的に投入。広告宣伝も強化し、ユーザー層を20代以上に拡大していく。ニュースや天気予報、検索サービスなども順次追加し、ポータルサイトに育てていく計画だ。
「携帯ゲーム+SNSではすでにナンバーワン。今後はポータルサイトナンバーワンを目指していきたい」(畑村さん)